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2025年03月01日
令和6年度 沖ノ鳥島・南鳥島に関する研究調査事業の成果報告について


東京都は、沖ノ鳥島・南鳥島や周辺海域の維持・保全、利活用等につながる研究調査を深め、都民生活や東京の都市力の維持発展に資するため、大学、研究機関、民間企業等に所属する研究者等から研究提案を募集し、4件の研究調査を実施しました。この度、令和6年度の成果報告を取りまとめましたので、お知らせします。

実施類型A

提案者の所属研究機関等 いであ株式会社
研究調査のテーマ 島や周辺海域の維持・保全、水産資源の利活用、海底・海水資源の利活用
研究調査の名称 沖ノ鳥島周辺海域の海底地形及び生物相把握のための研究調査
研究調査の概要 周辺に海洋島が存在しない絶海の孤島として、特異な環境にある沖ノ鳥島や周辺海域の維持・保全、利活用の検討に当たっては、海洋環境や生態系に関する科学的情報や知見の蓄積が欠かせない。沖ノ鳥島の成り立ちや海底鉱物資源、周辺海域の生物多様性について明らかにし、今後の利活用等に資することを目的とする。

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実施類型B

提案者の所属研究機関等 国立研究開発法人海洋研究開発機構
研究調査のテーマ 水産資源の利活用
研究調査の名称 沖ノ鳥島・南鳥島周辺海域における好適漁場推定モデルを活用した漁場管理情報の創出
研究調査の概要 海洋環境を保全しつつ食糧資源を獲得するには、海洋環境と生物分布量の把握と予測といった科学的情報の創出が求められている。沖ノ鳥島・南鳥島周辺海域の外洋性等の魚種を対象に、好適な漁場を推定する手法を開発し好適漁場情報を創出するとともに、効率的かつ持続的な漁業及びEEZ管理に必要な科学的情報を創出することを目的とする。

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実施類型BⅡ

提案者の所属研究機関等 国立大学法人東京大学
研究調査のテーマ 島や周辺海域の維持・保全、利活用等に資するもの
研究調査の名称 沖ノ鳥島・南鳥島の地生態工学的維持のための研究調査
研究調査の概要 沖ノ鳥島・南鳥島は、サンゴ礁やサンゴ礫が作る卓礁型のサンゴ礁州島であり、州島の形成メカニズムの解明は重要である。地形とサンゴ礁生態系、波浪と砂礫堆積プロセス、サンゴ礁の形成過程の調査・研究により地生態工学的な島の維持・保全等に関する情報を提供することを目的とする。
 

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実施類型BⅡ

提案者の所属研究機関等 国立大学法人東京海洋大学
研究調査のテーマ 海底、海水資源の利活用
研究調査の名称 沖ノ鳥島周辺海域の地球物理観測データ統合
研究調査の概要 沖ノ鳥島は火山を基盤とし、その上部にサンゴ礁を起源とする石灰岩が積み重なって形成された日本最南端の島であり、古い島弧である九州パラオ海嶺南部に位置する。沖ノ鳥島周辺でこれまでに取得された海底地形データや海底下探査データなどの地球物理観測データに係る統合処理・再解析を行い、海底地形形成過程の考察及び海底鉱物分布マップの作製を行うことを目的とする。

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